園芸・庭園書籍店

盆栽テクニック１０１条
盆栽管理の物知り読み物本で、対象の樹種別テキストではない。各テクニックにつき１ペ
ージで構成し、ページ半分にイラストが入っている。日常管理、手入技術、樹種別実践、
樹種別年間作業カレンダー（５０種）と構成されている。電車内でも読める本。入門者に
は難しいが、一定の盆栽用語がわかるようになり、テキストだけではわからなかった知識

が補完される。盆栽の経験が多少ともある人のほうが、自分とは違う方法など比較や検討
ができて、内容が実践できると思われる。対象にされている樹種別ページは一応人気順だ
と思われるが、松柏２５、雑木１４、花実物２０と多い分、自分の知りたい樹種について
ページが少ないものも多い。強く印象が残って記憶できたページは生きそう。

初めての盆栽
確かに、初めて盆栽をはじめる人には必要な、樹形、各種呼び名や、苗木の入手方法、基本
的な道具、施肥、水遣りなど管理の方法などが記述されて、写真で剪定（枝の手入れ）の実
例や針金かけなども記載されている。しかし、本当に初めての人にはこれでも難しいのでは
ないかと思ってしまう。初心者の私は実例の写真を見ても違いがわからなかったり、何故、

その枝を剪定するのか、理解ができなかった。初心者は、剪定に鋸も使う、などと書かれる
だけで、そんな太い枝を鋸で抜けるようになったら初心者じゃないょ、ベテランでしょうと
ぼやいてしまう。初めての枝きりはドキドキで悩むもの。

３４種の樹種別のテキストが２ページずつ写真、イラスト入りで書かれ、観葉植物の盆栽風

の仕立ても紹介されている。