園芸・庭園書籍店

見るだけでも楽しい本
種類ではなく見た目の「色」で野菜を分類し、美しいカラー写真と共にそのプロフィールと栽培方法を紹介したユニークな本です。野菜作りなどというと、とかく収量とか品質、食味など「成績」ばかりを気にして窮屈になっている人をよく見かけるのですが (特に男性はそうなりやすい)、本書のような遊びの要素をもっと取り入れると楽しいと思います。この本に刺激されてカラフルなスイスチャードを大量に播いたことがあります。たしかに畑は賑やかになりましたが、野菜そのものはアクの強いふだんそうなので調理のネタがなくなり困ったこともありました。最近は種もわりと入手しやすいので挑戦してみたらいかがでしょう？
目からうろこ！
家庭菜園を作りたい！と思っても、ただただ野菜を植えこむだけだと、なんとなく地味な雰囲気に。なので、畑には、”実用第一で、野菜のみ！”と決めこんだり、”絶対、花だけ！”となってしまいがちです。でも、この本を見ると、目からうろこ。野菜でも、おしゃれに育てるのが十分可能な事を教えてくれます。トマト、ナス、豆など、それぞれの野菜ごとに多種の品種を紹介してあるページは見ていて本当に楽しい！色を大切にしている作者の色彩感覚も見事です。真似したい色合わせがたくさんで、あれこれ空想が広がってしまいます。
八百屋さんに売っていない野菜が自分で作れます！
スイスチャード、コールラビ、ズッキーニ…などは初心者でもかーんたんに、
しかもどっさりと収穫できてしまうんです！わたしは、この本を頼りに見よう見真似ではじめての家庭菜園にチャレンジしました。
デザイン的にも素敵で、毎日めくって見ていても飽きない本です。
カラフルな「外国の野菜」の紹介と、その入手方法・育て方そして

おいしい食べ方のレシピが満載です。
欲を言うと、病害虫への具体的な対処法が載っていて欲しかったですが…。
また、ただ植えるのではなく植え方もデザインして植えるプランもとても参考になりました。